こんにちは
「今」の気持ちを大切に、
インテリアや暮らし、ファッションを楽しみたい30代専業主婦まさきです♪
ファストファッションは好きですか?
ファストファッションとは、ファストフードのように
安くてすぐできるお店でつくられた衣料のことです。
私は、好きですし
今までもたくさん買ってきました。
消費者の私たちとしては
「安い」=いいこと
でも、これを作っている人はどうなんだろう?
世界中をファストファッションが駆け巡り
毎日たくさん消費されていく中で
こんなにたくさんの服を作っているのは
どんな人で、どんな生活をしているのだろう?
ずっとそう思っていて、
先月出版されたばかりのこちらの本を読みました。
『990円のジーンズがつくられるのはなぜ?
ファストファッションの工場で起こっていること』
本の後ろに写っているのは
まさに私が990円で購入したジーンズです。
当時はデニムといえばまだ5000円以上はしていた頃で
衝撃とともに「どうせペラペラ」という思いがありましたが
思い切って購入してみたら、これがすごい。
しっかりした厚地に色の良さ、縫製もきれい。
これをきっかけに
多くの衣料ブランドが安くていいデニムを販売し始め、
世のファストファッション志向が強まった感があります。
作っているのはバングラディシュなどの若い女性たち
ファストファッションの多くは
バンクラディシュなどにあるブランドの下請工場で作られます。
そこで問題になっているのが
良くない労働環境で
安い賃金で長時間労働を強いられているという点です。
多くの女性たちは学校へ行くことも断念し
生きるために毎日何時間もずっとミシンを踏んでいます。
ジーンズ1本を作るのには約70行程。
私が手にした990円のジーンズは
70人が必死で作業をして出来たものだったのです。
企業は安く縫製のできる下請工場を求めます。
とくに安く、丁寧に作業のできる女性は適任で
たくさんの人が縫製工場で働いていますが
その月給は安く、生活していくのにいっぱいいっぱいです。
労働環境の改善が必要
2015年、日本の超有名衣料ブランドの海外縫製工場に
国際人権NGOの潜入調査が入りました。
結果はひどいもので、
長時間残業と低賃金~ 残業時間は100時間をはるかに超える
高温な環境での危険な労働
労働者の健康を守る対策の欠如
製品の出来が悪いなどの理由で罰金を科され、賃金・手当から控除される
労働組合がない
など、企業がHP上で知らせていた内容とは
はるかに違う内容となっていることが明るみに出ました。
企業は即座にそれらの一部を認め、
改善していくと発表。
これらの問題は海外に下請工場を持つ
世界中の多くの企業にも言えることで、
労働者の人権を守るために、ぜひ是正してもらいたいところです。
そして私たちはどうすればいいのか
じゃあそれらの企業の商品を買わないようにする!
・・という意見もありますが、
そうすると仕事がなくなり困るのは現地の労働者で、
たちまち生活が困窮してしまいます。
なので「買う」のですが、
それらの商品に+上乗せ価格があっても買う、ということです。
もちろんこの上乗せ価格には
「現地の労働条件・環境に還元させるための上乗せ」
という条件がつかないといけませんが。
つまり生産現場の実情をもっと広く報道なり拡散なりして
たくさんの人に知ってもらうことで、
企業側にそういう思いを
もっと示すことが必要なのではないでしょうか。
昨今少しずつファストファッションが値上げをしていますよね。
もちろん原価高騰だとかそういう理由もあるでしょう。
でも
この本を読んで実情を知ってしまった今、
「高くなった!」と買わないのではなく
縫製してくれた女性たちに感謝し
公正に、ただしく対価が支払われるようにと願いながら
自分に必要なものを厳選して購入していきたい。
そう思わずにはいられなくなる、考えさせられる一冊でした。

インテリアや暮らし、ファッションを楽しみたい30代専業主婦まさきです♪
ファストファッションは好きですか?
ファストファッションとは、ファストフードのように
安くてすぐできるお店でつくられた衣料のことです。
私は、好きですし
今までもたくさん買ってきました。
消費者の私たちとしては
「安い」=いいこと
でも、これを作っている人はどうなんだろう?
世界中をファストファッションが駆け巡り
毎日たくさん消費されていく中で
こんなにたくさんの服を作っているのは
どんな人で、どんな生活をしているのだろう?
ずっとそう思っていて、
先月出版されたばかりのこちらの本を読みました。
『990円のジーンズがつくられるのはなぜ?
ファストファッションの工場で起こっていること』
本の後ろに写っているのは
まさに私が990円で購入したジーンズです。
当時はデニムといえばまだ5000円以上はしていた頃で
衝撃とともに「どうせペラペラ」という思いがありましたが
思い切って購入してみたら、これがすごい。
しっかりした厚地に色の良さ、縫製もきれい。
これをきっかけに
多くの衣料ブランドが安くていいデニムを販売し始め、
世のファストファッション志向が強まった感があります。
作っているのはバングラディシュなどの若い女性たち
ファストファッションの多くは
バンクラディシュなどにあるブランドの下請工場で作られます。
そこで問題になっているのが
良くない労働環境で
安い賃金で長時間労働を強いられているという点です。
多くの女性たちは学校へ行くことも断念し
生きるために毎日何時間もずっとミシンを踏んでいます。
ジーンズ1本を作るのには約70行程。
私が手にした990円のジーンズは
70人が必死で作業をして出来たものだったのです。
企業は安く縫製のできる下請工場を求めます。
とくに安く、丁寧に作業のできる女性は適任で
たくさんの人が縫製工場で働いていますが
その月給は安く、生活していくのにいっぱいいっぱいです。
労働環境の改善が必要
2015年、日本の超有名衣料ブランドの海外縫製工場に
国際人権NGOの潜入調査が入りました。
結果はひどいもので、
長時間残業と低賃金~ 残業時間は100時間をはるかに超える
高温な環境での危険な労働
労働者の健康を守る対策の欠如
製品の出来が悪いなどの理由で罰金を科され、賃金・手当から控除される
労働組合がない
など、企業がHP上で知らせていた内容とは
はるかに違う内容となっていることが明るみに出ました。
企業は即座にそれらの一部を認め、
改善していくと発表。
これらの問題は海外に下請工場を持つ
世界中の多くの企業にも言えることで、
労働者の人権を守るために、ぜひ是正してもらいたいところです。
そして私たちはどうすればいいのか
じゃあそれらの企業の商品を買わないようにする!
・・という意見もありますが、
そうすると仕事がなくなり困るのは現地の労働者で、
たちまち生活が困窮してしまいます。
なので「買う」のですが、
それらの商品に+上乗せ価格があっても買う、ということです。
もちろんこの上乗せ価格には
「現地の労働条件・環境に還元させるための上乗せ」
という条件がつかないといけませんが。
つまり生産現場の実情をもっと広く報道なり拡散なりして
たくさんの人に知ってもらうことで、
企業側にそういう思いを
もっと示すことが必要なのではないでしょうか。
昨今少しずつファストファッションが値上げをしていますよね。
もちろん原価高騰だとかそういう理由もあるでしょう。
でも
この本を読んで実情を知ってしまった今、
「高くなった!」と買わないのではなく
縫製してくれた女性たちに感謝し
公正に、ただしく対価が支払われるようにと願いながら
自分に必要なものを厳選して購入していきたい。
そう思わずにはいられなくなる、考えさせられる一冊でした。
これらに投稿しておきました
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